家庭菜園をはじめるなら、おしゃれで美味しく楽しい「自然農式キッチンガーデン」

最近は、食の安全とか、エコとか、
そういうことをきっかけに
家庭菜園に興味をもつ人も増えてきました。

どうせやるなら、
●おしゃれに
●美味しくて、体にもいい野菜を
●楽しみながら
●なるべく手間はかけずに

…って、思いませんか?

正直、ちょっとわがままですよね。

でも、
その「わがまま」をまとめて引き受けてくれるのが
自然農式キッチンガーデンです。

「ほんとに?」
「そんなうまい話ある?」

そんな声が聞こえてきそうなので、
ここから少しずつ、具体的に書いていきますね。

まず、自然農法では基本的に、

1.耕さず
2.除草せず
3.肥料を与えず
4.農薬を使いません

です。

つまり、
自然農法って、わりと楽、
ってこと。

だって、ちょっと想像してみてください。

1.耕さないということは、
慣れない耕運機の扱いに頭を悩ませたり、
クワを力いっぱい振り下ろして翌日筋肉痛になったり
そういうことがない、ということです。

2.除草しないということは、
夏になると草取りに追われて
「大変・・」って言ってる人たちを横目に
自分はちょっと離れたところで
涼しい顔をしてお茶飲んでいられる、とうこと。

え、さすがに言い過ぎ?
でも、そんな感じです。

3.肥料を与えないということは、
野菜ごとに違う肥料の種類を覚えたり、
追肥のタイミングを管理したり、
そういう作業に追われなくていい、ということ。

4.農薬を使わないということは、
本当に安心できる野菜を食べられるし、
作物や身体への影響をあれこれ心配する必要もない。

地球に対して
ちょっと後ろめたい気持ちを抱かずにすむ、
というのも、地味に大きいです。

ね。こうして考えると、
自然農法って、思っているよりずっと楽なんです。

それに、

「自然農法でつくった野菜って、やっぱり美味しい。」

これは、ほんとに。

なぜかというと、

自然農法が、いちばん自然に近い栽培方法だからです。

よく例えられるのが、森です。

森って、私たち人間が何かしなくても、木はちゃんと大きく育ちます。

不思議だと思いませんか?

耕しているわけでもないし、
肥料をあげているわけでもないのに。

それでも山には、
きのこや山菜、あけびや木いちご、
栗や柿みたいな果樹も、毎年ちゃんと実をつけます。

今の時期なら、タケノコもそうですね。

しかも、
山で採れる季節のものって、
やっぱり美味しい。

自然界では、
虫も草も排除されることなく、
全部が共存しながら、
絶妙なバランスで循環しています。

放っておけば、
ちゃんと豊かな森になるようにできている。

自然農法は、
そんな自然のあり方を手本にして、
それを邪魔しないように、
寄り添いながら育てる方法です。

だから、いちばん無理がなくて、
結果的に、いちばん美味しくて、
体にもやさしい作物が育つ。

……ね。なかなか、すごいと思いませんか。

ただ、そんな理想的な自然農法ですが、
別名「ほったらかし農法」とも呼ばれることもあります。

「自然に任せていれば、土は勝手に豊かになるんだ~」
と言って本当に何もしないで放っておくと……

草ぼうぼう…「なんじゃこりゃ?」
みたいな状態になりかねません。

そこで登場するのが、キッチンガーデンです。

キッチンガーデンとは、
ハーブや野菜、果樹、花などを一緒に植えて育てるお庭のこと。

フランスでは「ポタジェ」とも呼ばれています。

キッチンガーデン(ポタジェ)の特徴は、
食べるための野菜や果物を育てながら
同時に、見た目の美しさも大切にするところ。

色や形、大きさを考えながら植物を混ぜて植えたり、
オベリスクやアーチを使って、
立体的に仕立てたり。

そこに、美しさと面白さがあります。

この、
おしゃれで美しいキッチンガーデンを
自然農法でつくる。

それが、自然農式キッチンガーデンです。

正直、かなり最強です。

実際、通りすがりの人から
「素敵ですね」
「きれいにされていますね」
と声をかけていただくこともよくあります。

耕してもいないし、
草も抜いていないし、
追肥も農薬もなし。

何もしていないと言えば、
何もしていないのに、です。

だから、ちょっと恐縮してしまうくらい。

どうせ家庭菜園をやるなら、
見た目にも少しこだわって、
とびきり美味しい野菜を育ててみませんか。

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